2019年02月12日
名古屋市を中心に活躍するアーティストを講師に迎えた『バレエアカデミー』を訪問しました。「名古屋からバレエの世界へ、世代と地域を超えた文化の発展を目指して」そうおっしゃるのは主催の同センター館長の丹羽功さん。今回で4回目を迎えた本アカデミーには、多くの生徒さんが参加し、互いに切磋琢磨する姿がありました。今回は特別編として本アカデミーのレッスン風景をお伝えします。
ストレッチを終え、早速プリエからレッスンが開始。真剣なまなざしでレッスンを受ける生徒さんの表情からも、バレエへのまっすぐな姿勢が感じ取られます。一定のバレエ経験を持つ若手ダンサーからオーディションによって選ばれた35名が、ひとつのフロアで、確実に成長へと歩みはじめました。そこにあるのは「静かなライバル心」また、それに反する「芸術を共有する仲間意識」ではなかったかと思います。
1つ1つ確実に丁寧に、各ポジションへ運んでいく姿がとても印象に残っています。約5ヶ月間のアカデミーにおいて、得られたものはとても大きいのではないでしょうか。アカデミーの指導を担当しているのは計4名の講師陣。レッスンの方法も声のかけ方も様々ですが、一言ひとことに、教室の垣根を超えてバレエダンサーを育成しようという熱い思いが込められていました。アカデミー生にとっても、様々な角度からアドバイスを得るということは、バレエ人生において大変貴重な機会だと感じました。この場から、世界へ羽ばたくダンサーが現れることを願っています。